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症状に応じた仕事選び:就労継続支援制度を活用する

ほぼ一般就労の状態で:就労継続支援A型

就労継続支援A型は、一般企業での就労は難しいものの、疾患に理解のある職場スタッフの支援を受けながら、継続して働くことができる人を対象にしています。
2016年の統計では、全国に3455の施設があり、7万人近い人たちが働いています。
A型は、企業または事業所と雇用契約を結んだうえで働くので、最低賃金以上が支払われます。
2015年の調査では、平均給与額は67,795円でした。
ただし、世帯収入によって、利用料を支払う場合もあるので、確認が必要です。
業務内容は、パソコンデータの入力代行、パッキングやラベル貼りのような軽作業、喫茶店やカフェのホール、インターネットオークションの作業代行、車や機械の部品加工など、事業所によってさまざまです。
事業所、職種を問わず、就労継続支援は「福祉」が目的なので、利用者の心身の健康が優先されます。
この点を念頭において、無理せず働くことが大切です。

自分のペースで:就労継続支援B型

就労継続支援B型は、疾患や障がいに加え、年齢や体力面で不安があるため、企業等で雇用契約を結んで働くことが困難な方が対象です。
2016年の統計では、B型事業所は1万214施設あり、25万人以上の人が利用しています。
企業等と直接の雇用契約を結ばず、賃金ではなく、生産物に対する成果報酬の「工賃」が支払われます。
「工賃」は、最低賃金を下回ることもありますが、体調に合わせて、自分のペースで働けることが最大のメリットと言えます。
ちなみに、2015年の平均賃金額は15033円でした。
ただし、A型同様、世帯収入額によって利用料がかかる場合があります。
仕事の内容は、農作業、名入れ刺繍などの手工芸、パンやクッキーなどの製菓、衣類のクリーニングなど事業所によって様々です。
事業所によっては、1日1時間や週1回からOKというところもあるので、就労に慣れるために、リハビリを兼ねてB型事業所で働く人も少なくありません。